【90年の時を越えて…】 昭和初期の美しい身延線案内パンフレットが、芝川図書館に登場です!
- 芝川
- 掲載日2019年3月11日
-
芝川図書館の特長は、なんといっても「電車が見える図書館」
ということ。JR身延線の線路が、建物のすぐ近くに通っているので、
窓からは電車が走っていく様子をじっくりご覧いただけます。
そんな芝川図書館に、
なんと90年前(昭和3年)に作られた身延線の案内パンフレットがやってきました。
90年前の身延線の周辺は、一体どうなっていたのでしょうか。
芝川図書館のキャラクター「たけぽんファミリー」も
興味津々のようです。
「富士身延鉄道沿線名所図絵」って
書いてあるね。
90年前というと、ぼくらのパパやママも
生まれていない時代だよね。
身延線がどんな風に紹介されているか、気になるぽん!
中をめくって、広げてみましょう。
うわぁ、すごい!
思っていたよりもずいぶん長くて
立派な地図が出てきたぽん!
色もとっても鮮やかで綺麗ね。
見ているだけでワクワクしてきちゃう。
90年も昔のものとは、思えないわ!
この地図を描いたのは、吉田初三郎さんといって
大正から昭和の時代に活躍したパノラマ図の名人なんだ。
細密で美しく、さらにわかりやすい作品が大人気だったそうだよ。
さて、この図をもう少し細かく見てみることにしよう。
「大宮町駅」というのは、今の富士宮駅のことだね。
ほかにも、富士根や入山瀬といった駅も
確認できるね。
北の方にある大きな神社は浅間大社だけど、
実際よりもすいぶん大きく描かれているね…。
あっ、左の方に芝川駅があるよ!
詳しく見てみるぽん!
あら、富士宮駅周辺よりも
細かく描きこまれているみたいね!
芝川図書館としては、なんだか
うれしくなっちゃうわ♪
瀬戸島や釜口峡がはっきりとわかるね…。
終点の甲府まで、しっかりと描かれているね!
ぼく、すっかり鉄道旅行した気分になっちゃった。
楽しかったぽん!
90年前の人たちも、このパンフレットを見て
鉄道旅行を想像して楽しんでいたのかもしれないね。
時代を越えて皆をワクワクさせてくれるなんて、
吉田初三郎さんはすごい人だね!
皆様もたけぽんファミリーのように、時を越えた紙上の鉄道旅行を
お楽しみになってはいかがでしょうか。
今回ご紹介した資料『富士身延鉄道沿線名所図絵 (吉田初三郎/編)』は、
芝川図書館の館内でご覧いただけます。
閲覧をご希望の方は、1階一般書フロアのカウンターへお気軽にお申し付けください。
さらに、3月24日(日)の鉄道模型運転会の会場でも、
こちらの『富士身延鉄道沿線名所図絵』をご覧いただくことが
できます。ぜひ、模型と併せてお楽しみください。
ご注意
※『富士身延鉄道沿線名所図絵』は貸出できません。
芝川図書館の館内でのみ、ご覧いただくことができます。
※小さなお子さまは、必ず保護者の方と一緒にご覧になってください。
お問合せ:富士宮市立芝川図書館 0544‐65‐2802
※記事内の画像の出典はすべて『富士身延鉄道沿線名所図絵』(吉田初三郎/編,1928年)